感動的なプロフィールビデオの作り方
感動的なプロフィールビデオを作るにはセオリーがあります。
今回はそのセオリーをご紹介します。セオリーを守って編集すれば、出来栄えもワンランク上がるはずです。
1.BGMにこだわる。
プロフィールビデオをはじめ、映像演出の大きな要素に音楽、つまりBGMがあります。同じ映像でも音楽を変えるだけで印象は大きく変わります。
感動的なプロフィールビデオには感動的な音楽が必要です。音楽だけ聴いてもジーンとくるような曲に、写真のスライドショーを組み合わせるだけでも
映像的にぐっと良くなります。比較的ゆっくりとしたバラード曲が向いていますが、歌詞にも気をつけましょう。
英語曲だとメロディで感動させたり、そこにオシャレ感が加わったりしますが、日本語曲だとストレートに思いを伝えられます。
ご両親やお世話になった方々に「ありがとう」というメッセージを伝える歌詞や、「これからはふたりで頑張ります」というような歌詞は思いが伝わりやすく
感動につながります。
2.写真にこだわる
映像のメインは、何と言っても写真です。その中でも両親との思い出の写真にこだわります。一緒に撮った写真で、その時の思い出が蘇ってくるようなものを
選びたいところです。「あんなこともあったな」「あの頃は楽しかったな」というように両親が思える写真を探しましょう。
もちろん両親の写真がメインですが、おじいちゃん、おばぁちゃん、兄弟、友達、みんなが懐かしく思える写真を選びましょう。
3.コメントにこだわる
写真をより鮮明な記憶として蘇らせる要素としてコメントにこだわることが大切です。あの時に言えなかった感謝の気持ち、面と向かって言いにくい言葉も
ムービーにすれば伝えられます。過去を振り返り写真を眺めながら、この時両親はどういう気持ちだったんだろうと考えると、きっと良いコメントが出てくるかもしれません。
あらためて思い起こすと自分は大切に育ててもらっていたんだなって、きっと感じると思うので、その気持ちをムービーで伝えるといいのではないでしょうか。
4.演出にこだわる
ムービーの演出って何? と思われるかもしれませんが、たとえば冒頭のムービー”MEMORIES”では、まず写真をゆっくり観せるようにしています。ゆったりした音楽に合わせて
余韻に浸れるように写真をゆっくり観せます。このムービーをよく見ると写真がゆっくりじわーっとズームしているのがわかります。
このズームやところどころに入る光のエフェクトが静止画に動きを持たせています。またこのズームは早すぎると興ざめになります。ひょっとしたら気付かないくらいのスピードが
感動をもたらす演出のポイントとも言えます。
ムービーの構成に起承転結をつければ完璧です。
特に「転」の部分があるとグンと惹き付けられるビデオになります。
テレビ番組のドキュメンタリーでも、何の障害もなく成功する人のストーリーを視ても
あまり面白くありません。波瀾万丈で山あり谷ありの人生の方が興味を引いて感動を呼ぶものです。
そんなドラマチックな手法をプロフィールビデオに取り入れます。
「転」の例を挙げると、例えば新郎がスポーツ選手や芸術家などのプロだとすると、その下積み時代
が「転」となります。「ライバルは成功していく中、新郎は挫折を味わう。そんな新郎を新婦は陰で支えた」
「そして絆が深まった」というようなストーリーです。
プロではなくても、挫折を味わうということはあることです。ネガティブなことを曝すことによって
ゲストもストーリーに引き込まれます。
「転勤」「転居」「遠距離」「親の反対」「妊娠」「喧嘩」「病気」「解雇」「倒産」「裏切り」など順風を
妨げる時期が「転」となります。
そして、その時期を2人で乗り越えて幸せをつかむ「結」へと展開します。
例えば新婦が挫折している時に「新郎のやさしい言葉で乗り越えた」「プロポーズしてくれた」などバックアップ
したり解決してくれたりという流れがあると「結」にふさわしい流れになります。
結婚という最高の幸せの場ですから、そこが文字通り「結」となるのは自然の流れですので
やはり「転」の視せ方がポイントになりますね。
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